「感謝」の上手な伝え方

こんにちは。冨山です。

「ビジネスマネジメントにおいて変えるべきは
人の『気持ち』ではなく、『行動』」

前回のブログでは、そんなお話をしました。

自分は相手からどう思われているのか?
嫌われていたらどうしよう。
何とか仲良くなるにはどうすればいいだろう?

たしかにビジネスの現場において
人間関係の構築はとても大事なこと。

でもそれは、
好かれるだとか仲良くするだとかではなく、
あくまでも仕事を進めやすい環境づくりのためです。

もちろん職場のメンバーと仲が良いことは
悪いことではありません。
でも、それが目的になってしまうと、
あれこれ気を遣ってばかりで疲れてしまいますよね。

言い方を換えれば、
好かれよう、嫌われないようにしよう、などと考えなくても、
良好な人間関係は築ける、ということです。

たとえば行動科学マネジメントで重視していることに
「(相手への)感謝の表明」
があります。

私の著書をお読みいただいている方は
もうよくご存じかと思いますが、
「相手の承認欲求を満たしてあげる」ことは
マネジメントにおいて忘れてはならない基本。
「感謝を表明し、伝える」のは
相手の承認欲求を満たすとても有効な方法なんですね。

ここで、相手に感謝を伝える際の
ちょっとしたコツを紹介します。

それは……

「何に対して感謝しているのかを明確にする」

ということ。

「いつもありがとう」
「よくやってくれてるよね」

……うん、決して悪いことではありません。
とても素敵な言葉ですよね。

でも、マネジメントの観点でいえば、
つまり「相手の行動を変える」ということでいえば、
やはり相手の「行動」に対しての感謝を伝えたいもの。

難しいことではありません。
相手が何かをしてくれたときに、
すぐに、その場で「ありがとう」と言うだけです。

「相手の行動に対するありがとう」

そこに「好き」だとか「嫌い」だとかは
関係ありませんよね。

気が向いたときの
「いつもありがとう」ではなく、
日常のたくさんのありがとうを。

ぜひ習慣にしてください。

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気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……
どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。
できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。
とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、
ダラけてしまうのも無理はないこと。

本書では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。

◎「小さな行動」を、とにかく始める
◎朝イチは「手を動かす作業」で始める
◎「25分集中→5分休む」をセットにする
◎「重要な2割」だけに力を集中してみる
◎「明日でもいいこと」は、ムリに「今日やらない」
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