相手の「何を」ほめる?

こんにちは。冨山です。

ビジネスマネジメントにおいて
「叱る」ことや「ほめる」ことの重要性は
よく言われていますよね。

このブログの読者の方は
もうおわかりのことかと思いますが、
行動科学マネジメントでの「叱る」「ほめる」は
相手の行動をコントロールするためのもの。
「叱る」ことによって相手の望ましくない行動を減らし、
「ほめる」ことによって相手の望ましい行動を増やす。
そんな目的があります。

「もっと仕事に厳しく向き合ってほしい」
(だから叱る)
「気持ちよく仕事をしてもらいたい」
(だからほめる)

なんていう、精神論的なお話ではないのです。

また、相手を「ほめる」ことは、
相手とのコミュニケーションの手段にもなりますよね。
日々の職場のコミュニケーションで
信頼関係を築くことの重要性も、
もうおわかりかと思います。

でも、
「人をほめることって、苦手なんです」
というリーダー、マネジャーも案外多いもの。

そんな人は、相手の何をほめればいいか
わからないわけですね。

マネジメントにおいてはもちろん
相手が「望ましい行動」をした際に
その行動を承認してあげることが
行動をコントロールするための「ほめる」になります。

では、日常のコミュニケーションでは?

相手の何をほめるか?

これもズバリ、「行動」です。

「今日の服、かわいいね」
「その髪型、似合ってるね」

そんなふうに、
相手を見て、ほめるところを見つけようとするから、
「なんだか見え透いてるな、気恥ずかしいな」
と思えてしまう。

ビジネスの現場では、
「行動をほめる」ということを心掛けて。

「今の会議での発言、良かったよ」
「大きな声で挨拶、いいね!」
「さすが(仕事が)早い!」

など、相手の行動を称賛する。

このように「ほめるポイント」を決めておけば、
とってつけたようなほめ方になることはありません。

相手の(望ましい)行動をほめる。

これがビジネスにおける「相手を伸ばす」ほめ方です!

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