大仕事のスタートは「ちょとだけ、やる」!

こんにちは。冨山です。

 
前回、
ちょっとした当たり前のことや
小さな行動に対して
「達成感」「自己効力感」
を味わうことの大切さについて
お話ししました。
 
こうした
「スモールゴールの設定」を使った手法は、
「やりたくないことやる」
「自分にスイッチを入れる」
ためにも、とても有効です。
 
たとえば、
とうしても取り掛かりたくない仕事がある……。
やらなければならない、大事な仕事。
それは十分わかっているのですが、
それでもやる気にならない。
 
以前もお話ししましたが、
そんなこともまた、人間の行動原理です。
これからやろうとすることが
困難だったり大がかりだったり、
あるいは
完了までに長い時間を要するものだったりすれば、
無意識のうちに「先延ばし」の心理が
働いてしまうのです。
 
さあ、これを
「気持ちで何とかしよう!」と思っても
うまくいきません。
そもそも
「やる気を出そう!」と思えば
やる気が出るなんてことは
ないですからね。
 
じゃあどうすればいいかといえば、
そう、「ちょっとだけやってみる」のです。
 
「これから一本の企画書をまとめ上げる!」
 
……うーん、きっと大変な仕事でしょう。
頭も時間もたっぷり使うはず……。
 
そんなときには、
まず簡単な「ちょっと」から始めるんです。
 
取り掛かるのは「企画書づくり」ではなく、
たとえば「(企画の)タイトルづくり」。
ゴールは「タイトルをつける」です。
 
この「小さなゴール」をクリアできたら、
次のゴールは「参考資料の整理」。
そして「資料の読み込み」「構成を考える」
などなど、小さなゴールをいくつもクリアし、
最終的に大きなゴール=「企画書完成!」
にたどりつくわけです。
 
もちろん、企画書が完成したら
「できたー!」という達成感、
「できるじゃん!」という自己肯定感を
味わうでしょう。
 
でもそれ以前に、
小さなゴールをクリアすることで
それらを味わうことができます。
 
言ってみれば
「ちょっとした達成感、自己効力感が積み重なり、
大きな目標が達成できている」
ということ。
 
あなたのビジネスに
「スモールゴール」を取り入れてみてください!

 
———————————————-

※7/19に新刊「ダラダラせずに、やるべきことに集中する技術 (知的生きかた文庫)」を出版しました。

気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……
どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。
できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。
とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、
ダラけてしまうのも無理はないこと。

本書では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。

◎「小さな行動」を、とにかく始める
◎朝イチは「手を動かす作業」で始める
◎「25分集中→5分休む」をセットにする
◎「重要な2割」だけに力を集中してみる
◎「明日でもいいこと」は、ムリに「今日やらない」
◎寝る前に「今日よかったこと」を3つ思い出す
などなど、どこで、誰がやっても、効果絶大なメソッドが満載!

 

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP