こんにちは。冨山です。
少しずつ肌寒くなってきましたね。
最近は、自分より年上の方が部下になることが増えています。
どの職場でも見られる年下上司と年上部下の関係。元上司だった人が部下になる場合もあります。
大企業でも年功序列が出世の階段ではなくなった昨今では、
実力がある人であれば20代30代でも役職になれます。すると年上部下との関わりで悩む人もいるようです。
ほかにも異性が部下だとうまく注意できないなど、
第一線で活躍するリーダーたちは、「目標達成」という使命と共に「部下育成」という役割に翻弄されています。
そもそもなぜ?年上部下の方や異性をマネジメントしにくいと感じるのでしょうか。
わたしは仕事柄、毎週数おおくのリーダーの方たちにお会いします。
大手損保会社や大手製薬会社でも、
小売業やサービス業や中小零細企業でも、ほぼ悩まれていることは同じです。
巷には、新人の手引書とか若手育成本があふれています。
意外と年上部下向けの本は少ないのかもしれないですが、基本的に考え方は同じです。
なにか違うことはひとつだけです。
新人や若手には「承認欲求」を満たします。年上部下には「貢献欲求」を満たすことが大切なんです。
●承認欲求とは、
「〇〇さん、ありがとう!」「〇〇さん、すごいね!」
「〇〇さん、△△△を対応してくれて助かったよ~」など
●貢献欲求とは、
「〇〇さん、この前の□□の件ですが教えてもらえますか?」
「先日、本部からきた△△△の企画ですけど助言いただけますか?」など
この違いなんとなくお気づきでしょうか?
新人や若手の方には、小さな達成感を与える言葉かけが大切です。
年上の部下の方には、いくら会社の関係性で立場の上下があるとしても、人生のうえでは先輩です。
あえていろいろ教えてもらうことで先輩として貢献してくれるようになります。
新人や若手育成に悩んだら正直に相談をしてみて、
年上部下の方に、指導係をお願いするのもいいかもしれないです。
はじめは面倒くさそうな態度をしても、意外と乗り気で協力してくれる方もいます。
先ほどわたしは、仕事柄いろんなリーダーの方にお会いすると言いましたが、
部門の目標を達成していて、かつ部下からの信頼を得ている方は、上手に相手の目線に合わせて欲求を与える言葉かけをされています。
ぜひ人を育成するうえで関わりに悩んだら言葉かけを大切にしてもらいたいです。
組織のリーダーが職場の雰囲気をつくります。お互い声をかけ合える関係性は素晴らしいです。
行動習慣コンサルタント®
行動定着コーチ® 冨山真由
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