こんにちは。冨山です。
突然ですが、
あなたは部下に仕事をお願いするのが〝上手〟ですか?
仕事のお願いに上手も下手もない!
……なんて思われるかもしれませんが、
世の中には、人にお願いごとをするのが好きじゃない、
いや、苦手だ!……っていう人も結構いるものです。
そういう人は、何でもかんでも自分で抱え込んで、
結局いろいろうまくいかなくなってしまう。
部下の側からしても、
「仕事を覚える(経験を積む)機会が減る」
「もしかして信頼されてない?」
などという考えが浮かんでしまいます。
だから、部下には積極的に仕事をお願いすべきです。
でも、「仕事をお願いするのが苦手」な人は、
なんで苦手なんでしょう?
ひとつには、
自分と相手との〝ギャップ〟にイライラしてしまうという
感情的なものがあるはずです。
たとえばあなたが部下や後輩に仕事を頼んで、
それで相手があなたの思うような動きや成果を見せなかった……。
「なんでちゃんとできないんだろう?」
あなたはイライラするはずです。
この「ちゃんと」のあなたと相手の解釈のすれ違いが、
いわゆる〝ギャップ〟です。
じゃあこのギャップを埋めて、
自分も相手も同じ「ちゃんと」を見るためには?
もうおわかりですね。
そう、「具体的な(指示の)言葉」を
使えばいいのです。
たとえばあなたが部下に
「この書類のチェック、なる早でやっておいて」
と仕事を頼むとします。
3時間後には会議なので、それに間に合わせたいのです。
ところが、何時間経ってもチェック済の書類は上がってこない。
終業間際にようやく……といった結果に。
これって、「なる早」という言葉をつかった方がいけませんよね。
相手にとっての「なる早」は「今日中にあれば」かもしれない。
そこは具体的に「1時間で」「午後3時までに」などと指示するのが、
「仕事をお願いするのが上手な」マネジャーです。
あいまいな言葉で仕事をお願いしても、
相手も自分もいやな目に遭うだけ!?
あなたの日常は、いかがですか?
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