セルフマネジメントの「基本概念」を知ろう!

こんにちは、冨山です。
 
今回はあらためて、このブログで紹介している
さまざまなセルフマネジメントのバックボーン、
「行動科学マネジメント」の概念について
お話しします。
 
これまでに何度もお話しさせていただいたように、
行動科学マネジメントは
「人間の行動原理」に基づいたマネジメント手法です。
 
だから、一番の基本となるのは、
「人はなぜ行動をするのか?」
ということ。
 
このメカニズムを踏まえたうえで、
「行動をしやすくする」
「行動を繰り返すようにする」
と、自身を(あるいは他者を)コントロールするのが、
行動にフォーカスしたマネジメントです。
 
行動科学マネジメントでは、「人が行動するしくみ」を
次のような「ABCモデル」でまとめています。
 
A(Antecedent)先行条件……行動を起こすきっかけ。行動する直前の環境
B(Behavior)行動……行為、発言、ふるまい
C(Consequence)結果……行動によってもたらされるもの。行動した直後の環境変化
 
何だか難しく思えるかもしれませんが、
これは私たちがいつも「当たり前に」やっていることを
あらためてまとめただけなんです。
 
たとえば「窓を閉め切っていて、暑い部屋」にいるとき……。
「部屋が暑い」ということが(A)。行動を起こすきっかけです。
そして「窓を開ける」という行動(B)を起こします。
すると窓を開けて「涼しくなった」という結果(C)が出ます。
 
このとき、次の行動=「(また)窓を開ける」に影響を与えるのは?
そう、Cの「結果」ですよね。
窓を開けて「涼しくなった」という結果が出たから、
部屋が暑いときには、また窓を開けるという行動を繰り返し、
習慣とするわけです。
 
じゃあ、窓を開けるという行動をしても
ちっとも涼しくならなかった、むしろ暑くなったら?
その行動はもう繰り返しませんよね。
 
だから、行動を繰り返す、
あるいは繰り返さないようにするには、
「結果」をコントロールすることが必要なんです。
 
次回、
日常での例を挙げてさらに詳しくお話ししますね。

 

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