人は「起こってもいないこと」に悩む

こんにちは。冨山です。
 
「教える技術 認定資格講座」をはじめ、
行動科学マネジメントのさまざまなセミナーに
登壇させていただいていますが、
参加者の皆様の熱心な姿勢には、いつも嬉しい気持ちになります。
 
「このセミナーをきっかけに
 会社でいろいろ改革に取り組みたい」
 
などという方もいらっしゃり、
応援させていただきたい思いでいっぱいです。
 
セミナーへの参加に限らず、
たとえば人との出会い、取り組んだ仕事などが
自分を変える大きな〝きっかけ〟になることは多いものです。
なかなか人と直接会うことができないこんな時だからこそ、
積極的に〝きっかけ〟を探すことって、大事ですよね。
 
でも、誰もが「思いついたら、即実行!」で
きっかけを手に入れられるわけではありません。
「考えすぎて、動けない」
という人も多いのでは?
 
「失敗したらどうしよう」
「損したらどうしよう」
「嫌な人だったらどうしよう」
 
……そんなネガティブなことを考えて、
新しい出会いの機会、新しい仕事の機会も
見送ってしまう。
いつまでも〝これまでどおりの自分〟のまま。
 
実はこれも、人間の行動原理のひとつなんです。
ありもしないネガティブな未来を想像して、行動できない。
まだ起こってもいないことに不安を感じる。
心理学では「認知のゆがみ」といわれるものです。
 
(なんか、今日はマネジャー、機嫌悪いな。
 わたし、何かやっちゃったかな?
 もしかしてあの件? どうしよう……)
 
(いいアイデアを思いついたんだけど、
 ここで発表したらバカにされるかな?
 却下されたらやだな……)
 
こんな思いも、みな「認知のゆがみ」から生み出されるもの。
本当は、マネジャーは単に眠かっただけかもしれない、
アイデアは、称賛されるかもしれない、のに。
 
こんな「認知のゆがみ」に引きずられず、
すぐに動けるようになるにはどうしたらいいか?
 
次回はその方法についてお話ししますね。

 
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※7/19に新刊「ダラダラせずに、やるべきことに集中する技術 (知的生きかた文庫)」を出版しました。
 
気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……
どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。
できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。
とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、
ダラけてしまうのも無理はないこと。
 
本書では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。
 
◎「小さな行動」を、とにかく始める
◎朝イチは「手を動かす作業」で始める
◎「25分集中→5分休む」をセットにする
◎「重要な2割」だけに力を集中してみる
◎「明日でもいいこと」は、ムリに「今日やらない」
◎寝る前に「今日よかったこと」を3つ思い出す
などなど、どこで、誰がやっても、効果絶大なメソッドが満載!

 
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