「認知のゆがみ」を払拭する!

こんにちは。冨山です。
 
前回お話しした「認知のゆがみ」。
 
まだ起こってもいないことに対して
「もしうまくいかなかったらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」
「責められたらどうしよう」
などど、勝手な考をめぐらす思考パターンです。
 
こんなふうに、
考えすぎてなかなか行動ができない、
勝手に先のことを想像して不安になる、
という人も多いものです。
 
でも、そこで
「だから私は何もできないんだよな-」
「もっと積極的になれたらいいのに」
なんて、自分を責めることはありません!
 
「認知のゆがみ」もまた人間の行動原理のひとつ。
だから、行動科学でこの問題を解決することもできます。
 
たとえばあなたが
「もっと会議でいろいろ発言したいことがある」
「でも上司の意見を否定すると、関係が悪くなる」
と、会議での発言に二の足を踏んでいるのなら…。
 
まずは事前に、自分が発言したい内容を
ノートなどに書き出してみましょう。
次に、あなたが発言することによって起こりうる
マイナス要因も書き出します。
この場合だと
「自分の発言によって上司との関係が悪化?」
ということですね。
 
そして、この2つを比較してみましょう。
「どちらが得か?」ということです。
 
「上司との関係が悪化」は、
あくまでもあなたの「認知のゆがみ」。
誰もわからない未来です。
あなたの意見が受け入れられて
上司からさらに評価される、という場合もあります。
 
でも、誰もわからない未来のために
何も行動(発言)しなかったら?
現状は何も変わりません。
 
「行動しないより、行動したほうが、メリットがある!」
 
自分の考を紙に書き出し、客観視することで、
そう思えることはよくあります。
 
そして、実際に行動してみて、メリットがあったら?
 
そう、人間は行動を繰り返すんです。
 
まずはとにかく「やらない方が損」と、動いてみること。
それが新しい、ポジティブな自分をつくる第一歩です。

 
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