「焦る! どうしよう!」…そんなときはまず…。

こんにちは。冨山です。
 
「人の気持ちと体はつながっている」
 
こんなこと、よく聞きますよね。
 
これは科学的な事実。
 
たとえばつらいことを考えると
胃がキリキリする。
緊張すると汗をかく。
好きな人の前だと胸がドキドキする…。
 
何の比喩でもなく、
これは人間の心理と体の関係性の話です。
 
この人間のメカニズムを逆手にとって
仕事に応用する方法もあります。
 
たとえばさまざまなタスクに追われて
気持ちが焦ってしまう時…。
 
「ああ、どうしよう、どうしよう」
「えーっと、何から手をつけようかなあ」
「ヤバい! 間に合わないよ~」
 
…こんな時、体はどう反応するかといえば…。
 
そう、息苦しくなってしまいます。
「焦ったり不安だったりする時、
人の呼吸は速く、浅くなる」
というのが、科学的な事実です。
 
だから、その事実を知ったうえで、
逆に体をコントロールすることで
焦りや不安を抑え、気持ちを落ち着かせます。
 
速く、浅くなっている呼吸を
ゆっくり、深い呼吸にすればいいわけです。
 
まずは5~6回呼吸をして、
「ああ、今、焦って呼吸が浅くなってるな」
ということを自覚します。
 
そして深呼吸。
今度はゆっくり大きく息を吸い、
そしてゆっくり大きく息を吐きます。
これを5~6回繰り返して息を整え、
さらにお腹にある息を完全にふーっと吐き出します。
 
こんなふうに深呼吸をすることで、
焦りや不安な気持ちも自然に落ち着くはず。
 
大変な状況に置かれた時、
(焦るな! 焦るな!)
(落ちついて! 落ちついて!)
なんて、自分に言い聞かせようとする人もいますが、
それよりも、まず「深呼吸」という行動を!
とっても簡単なことですが、これもまた
「意思の力に頼らない科学的な問題解決法」です!

 
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