「やらない!」技術?

こんにちは。冨山です。
 
「あー、あれもやらなきゃ! これもやらなきゃ!」
「やることがいっぱいで混乱してきちゃう!」
 
毎日の仕事で、そんなふうになっている人、
多いようですね。
 
前回お話しした
「やる気が出ない」「なかなか着手できない」
とはまた違った悩みです。
 
やる気もあるし着手もするのだけれど、
さまざまな仕事に取りかかって
いつもバタバタ……という状態。
 
何よりも、
雑務に追われてばかりで
一番重要な仕事に着手できない、というのが
大きな問題です。
 
そんな人は結構、生真面目な性格の人が多いものです。
たとえばその日にやる予定の10個の仕事があったら、
10個すべてを終わらせないと気が済まない。
もちろんその中での優先順位は付けているつもりなんだけど、
全体の時間が足りない……。
 
そこで!
「今日はやらない!」という仕事をつくることを
ご提案します。
 
「仕事を明日に先延ばしする」ということに
罪悪感を覚える人もいるかもしれませんが、
これは「劣後順位」という
行動科学マネジメントの手法なんです。
 
やるべき仕事に順位をつける「優先順位」に対して
やらなくていい仕事に順位をつけるのが劣後順位。
 
仕事に優先順位をつけたとしても、
生真面目な人はどうしても
「すべてやらなければ」と思いがち。
だから、全体的に時間が足りなくなることには
変わりないわけです。
 
劣後順位では、
「やらなくてもいい仕事」「明日でもできる仕事」
あるいは
「他の人に任せられる仕事」
をピックアップして、やらない!
 
それが結果として、
重要な仕事に集中できることになります。
 
「明日できることは、今日はやらない」
「人に任せられることは、自分ではやらない」
 
これは決して悪いことではありませんよ。

 
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※7/19に新刊「ダラダラせずに、やるべきことに集中する技術 (知的生きかた文庫)」を出版しました。
 
気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……
どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。
できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。
とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、
ダラけてしまうのも無理はないこと。
 
本書では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。
 
◎「小さな行動」を、とにかく始める
◎朝イチは「手を動かす作業」で始める
◎「25分集中→5分休む」をセットにする
◎「重要な2割」だけに力を集中してみる
◎「明日でもいいこと」は、ムリに「今日やらない」
◎寝る前に「今日よかったこと」を3つ思い出す
などなど、どこで、誰がやっても、効果絶大なメソッドが満載!

 
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・開催日:10月21日(木)@zoom
・時間:14:00〜16:30まで
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