こんにちは。冨山です。
「生真面目な人は何事にも全力投球しがち。
でも仕事のパフォーマンスが下がらないよう
〝8割主義〟でいきましょう!」
「すべてのタスクを完璧にこなそうとせずに
やらなくていいことを決めましょう」
このブログでは、そんな
「頑張りすぎない」ための方法を
よくお話ししますよね。
もちろんそれらは結果的に
仕事のパフォーマンスを向上させるための
科学的な手段です。
そしてその根本にあるのは、
行動科学マネジメントの世界で問題視している
「have to(~しなければならない)」
から逃れる、という考え方です。
たとえば営業などでの目標数字を
「達成しなければならない」
やるべき仕事を今日中に
「終わられなければならない」
私たちの日常はこうした
「~しなければならない」に
あふれています。
でも、
「~しなければならない」
ということで取り組む仕事は
パフォーマンスが落ちてしまい、
またストレスも溜まる、ということは
科学的データでも証明されていることです。
では、仕事のパフォーマンスを上げるには?
その仕事を
「want to(~したい)」に持っていくのです。
「数字を達成したいから、行動する」
「仕事を早く終わらせたいから、効率的に動く」
「~しなければならない」から
「~したい」へ。
そのために行動の結果にメリットをつける、
ごほうびを与える、といった工夫をすることが、
行動科学マネジメントです。
来年のあなたにも
さまざまな「~しなければならない」ことが
あるでしょう。
それらを「~したい」に変える…。
そんな工夫を考えてみませんか?
もちろん人は誰も
「したいことだけする」というわけにはいきません。
しかし、自分の行動に何らかのメリットをつけることは
考えられるはずです。
たとえば何か仕事をやり終えたときには
自分で自分をほめてあげましょう。
「私にはできた!」「私はできるんだ!」
こう思うこともまた、行動の結果のメリットです。
頑張りすぎるのではなく、
もっとラクに、もっと楽しく!
それが効率化のポイントでもあるんです!
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※7/19に新刊「ダラダラせずに、やるべきことに集中する技術 (知的生きかた文庫)」を出版しました。
気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……
どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。
できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。
とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、
ダラけてしまうのも無理はないこと。
本書では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。
◎「小さな行動」を、とにかく始める
◎朝イチは「手を動かす作業」で始める
◎「25分集中→5分休む」をセットにする
◎「重要な2割」だけに力を集中してみる
◎「明日でもいいこと」は、ムリに「今日やらない」
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