不足行動、過剰行動の残念な特徴?

こんにちは。冨山です。
 
目標達成のために〝足りていない〟行動、
〝やらなければならない〟行動である
「不足行動」を増やす。
 
目標達成のために〝ジャマになる〟行動、
〝やってはいけない〟行動である
「過剰行動」を減らす。
 
これが目標達成のための行動のコントロール、
セルフマネジメントのシンプルな図式です。
 
でも、シンプルとはいえ、
これがなかなかできないというのが現実。
 
「これをやらなきゃ、あれはやっちゃダメ。
 わかってはいるけど、できないんだよね~」
 
はい、それも自分の性格や意志のせいではありません。
 
「不足行動は、増やしにくい行動」
「過剰行動は、減らしにくい行動」
 
実はそれぞれ、残念な特徴があるのです。
 
ダイエットを考えてみましょう。
 
「継続的な筋トレや有酸素運動」
たとえばこれが「不足行動」ですよね。
 
そして「過剰行動」は、
「間食」「過食」などでしょうか。
 
そして、
たかだか1日の筋トレ、1回のウォーキングで
ダイエットにおける望ましい結果、
すなわち「体重が減った!」「体脂肪が落ちた!」
なんてことはありません。
 
いっぽう、間食や過食は?
「お菓子、おいし~い!」「お腹いっぱい! 満足!」
…すぐに〝気持ちいい〟という望ましい結果が
手に入りますよね。
 
勉強における「問題集を解く」と「ネットで動画を見る」
健康における「毎日の早起き」と「お酒を飲む習慣」
目標達成のために増やさなければならない行動は、
すぐに効果を味わうことができない。
減らさなければならない行動は、
行動したら即、気持ちがいいものなのです。
 
でも!
 
ここで「気合いを入れて」「固く誓って」
なんて精神力に頼らずに何とかするのが
行動科学のセルフマネジメントです。
 
次回は、不足行動を増やすコツについて
さらにお話ししますね。

 
———————————————-

※7/19に新刊「ダラダラせずに、やるべきことに集中する技術 (知的生きかた文庫)」を出版しました。

気が乗らない。めんどくさい。できれば、さぼりたい……
どんな人にも、ついついダラダラしてしまう日があるもの。
できるだけ「ラクをしたい」のが人間の本能。
とくに、リモートワークのように1人で仕事をする環境では、
ダラけてしまうのも無理はないこと。

本書では、「やるべきこと」に集中し、会社でも在宅でも生産性を上げるコツを紹介します。

◎「小さな行動」を、とにかく始める
◎朝イチは「手を動かす作業」で始める
◎「25分集中→5分休む」をセットにする
◎「重要な2割」だけに力を集中してみる
◎「明日でもいいこと」は、ムリに「今日やらない」
◎寝る前に「今日よかったこと」を3つ思い出す
などなど、どこで、誰がやっても、効果絶大なメソッドが満載!

 

★第20期 「教える技術」 認定資格 3級講座

 
5月23日(月)13:45〜16:30 開催!
 
詳細、お申し込みは今すぐこちらから!
 
□新任リーダー/マネジャー の学びに
□自身のマネジメントスキル向上のために
□社内、組織内で行動科学を活用したい方に
毎回、多くの受講者が様々な理由でご参加いただいています。

 

 

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


PAGE TOP