すぐに、確実にメリットが欲しい!

こんにちは。冨山です。
 
「不足行動は、増やしにくい行動」
「過剰行動は、減らしにくい行動」
 
前回、そんなお話をしました。
 
もうおわかりかと思いますが、
これには行動の「結果」が大きく影響しています。
 
「行動の結果がメリットのあるものであれば、
 人はその行動を繰り返す」
 
これは行動科学マネジメントの基本であり、
いかに行動の結果をメリットのあるものにするか、
あるいは行動の結果にデメリットを与えるかが、
すなわちマネジメントの仕組みづくりとなります。
 
ちなみに行動科学マネジメントでは、
行動の結果を「タイプ」「タイミング」「可能性」の3つに分けて、
その組み合わせで検証しています。
 
【タイプ】ポジティブ(Positive)か? ネガティブ(Negative)か?
【タイミング】すぐに(Sugu)生じる結果か? 後で(Ato)で生じる結果か?
【可能性】確か(Tashika)な結果か? 不確実(Fukakujitsu)な結果か?
 
もっとも行動が繰り返し発生しやすいのが、
「P・S・T」の組み合わせ、
つまり「ポジティブな結果が、すぐに、確実に」得られる
という場合です。
 
「お菓子を食べたらすぐに、確実においしい」
「タバコを吸ったらすぐに、確実にリラックスできる」
「動画を観たら、すぐに、確実に楽しい」
 
過剰行動は、だから減らすのが大変なんです。
 
それに対して不足行動は?
 
「筋トレをしてもすぐにはイイ体にならない」
「勉強を1時間してもすぐには成績アップにつながらない」
「早起きをしてもすぐには健康にならない」
 
ポジティブな結果を、すぐに、確実には得られません。
だから増やしづらいわけです。
 
でも、ここで行動と結果をコントロールするのが
セルフマネジメント!
 
次回はその具体的なアイデアについて
お話しします。

 
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