環境を変えて〝脱・悪習慣〟!

こんにちは、冨山です。
 
「習慣を身につけるときは、
 ちょっとずつ、やる」
 
このブログや行動科学マネジメントの本で
何度もお話ししてきたことです。
 
ランニングの習慣を始めようとするとき
いきなり「毎朝10㎞走る」なんて決めても、
初日で挫折は目に見えています。
 
何か技能を身につけたいときも同じ。
水に慣れていない人が水泳を覚えたいとき、
いきなり水に落とされて
「さあ、気合いでやってみて!」
なんていわれたら、
トラウマになっちゃうかも。
 

ちょっとずつ、スモールゴールをクリアして
習慣を、技能を身につける。
 
これは人間の行動原理に従った、
科学的な方法です。
 
では逆に、
何かを〝やめたい〟とき、
たとえば悪い習慣を手放したいときには
どんなことに注意すればいいでしょう?
 
習慣とは行動の積み重ね。
だから、「定着」している行動を
手放せばいいわけですよね。
 
でもそれを「気合い」だとか
「精神力」で何とかしようとするのは、
行動科学的とはいえません。
 
行動科学で悪習慣を手放すために着目するのは、
その行動が発生する「環境」です。
 
つまり、「行動が起こらない」ような環境を
つくってしまえばいいわけです。
 
簡単な例でいえば、
「間食」という習慣を手放したいのであれば、
「家にはお菓子を置いておかない」
「帰宅の際にはコンビニを通らないルートで」
なんてことができますよね。
 
今、多くの人が〝ハマって〟しまうのは、
スマホを使ったソーシャルゲーム。
これを何とかやめたいんだけど、つい……
なんて人が多いものです。
 
そんなときの一番の
「行動が起こらない環境」づくりは?
 
そう、
ゲームアプリを思い切ってアンインストール! です。
 
単純なようですが、
「環境づくり」って、こんなことですぐにできるんです。
そしてそれは、人間の行動原理に合った最適な方法。
 
「私は悪い習慣をやめられないダメな性格」
なんて悩む必要はありません。
まずは簡単なアクションを起こしてみましょう!

 

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