こんにちは、冨山です。
今回も
行動科学マネジメントに基づいた「子どもの教育」についてお話ししましょう。
行動科学マネジメントが大人のビジネスマネジメント、あるいはセルフマネジメントにも、そして子どもの教育にも同じように有効なのは、「人間の行動原理」に基づいているから……。前回そうお伝えしましたね。
そう、行動科学マネジメントはいってみれば「全方位型」のマネジメントなんです。
たとえばビジネスマネジメントの際によく使う「具体的な言葉を使ってください」というのも、もちろん子どもの教育にも当てはまる原則です。
「しっかり勉強しなさい!」
「ちゃんと片付けなさい!」
「はっきり挨拶しなさい!」
「行儀よくして!」
親が子どもと接する際によく使う言葉ですよね。
でも、これらの言葉は、NG。
その理由は、このブログを以前からお読みいただいている方にはもうおわかりでしょう。
「具体的でないから」
ですね。
〝しっかり〟勉強するって、どういうこと?
〝ちゃんと〟片付けるって、どうすればいいの?
つまりこれらは「行動」を表していないわけです。だから子どもは「何をすればいいのか?」がわからない。
ほら、これって、ビジネスの場でも同様でしょう?
「真面目に仕事に取り組め!」
「もう少しやる気を見せてほしいんだけどな」
「もっと売上をあげてこい」
……リーダー、マネジャーからこんなことを言われても、何をどうすればいいかわからないわけです。
そんな曖昧な言葉に戸惑い、さらには自分に自信を無くしてしまった人も大勢いるはずです。
あなたは「具体的な言葉」を使えていますか?
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