4月の新年度開始、
新たに「リーダー」という立場になった人は、さまざまな問題に直面しているかもしれませんね。
「部下が言うことを聞かない」
「仕事の効率化が進まない」
「自分自身の仕事と部下マネジメントの両立が難しい」
……ビジネスの現場では、
さまざまな問題が湧き上がるものです。
そこで、
この時期=「新年度が始まって2ヵ月ほど」
の今だからこそやっておきたい『リーダーとしての振り返り』をご紹介しましょう。
「新年度が始まって2ヵ月」といえば、
ある程度、チームメンバーの個々の資質もわかっている時期でしょう。
それを踏まえたうえで『振り返り』をすることで、十分に改善には間に合う時期といえるでしょう。
まず振り返りで確認すべきは……
「『業務の見える化』ができているか?」ということ。
リーダーであるあなたのチームメンバーは、
「自分がやるべき仕事」を本当に理解しているでしょうか?
ここで、
「そんなことは自分で考えるべき」
「仕事は自分で見つけるもの」などというのは、
行動科学マネジメントからすればNGです。
あなた自身が部署の業務を見える化し、
「何をやればいいのか」を明確にしなければなりません。
そのために必要なのが、「業務の棚卸し」ですね。
自分の部署が何をすることで、組織に対する役割を担っているのか?
これまではどうだったのか?今後はどうすべきなのか?
自分の部署の仕事をすべて形式知化(見える化)してみましょう。
さらに必要なことは、「業務の細分化」です。
細分化とはすなわち、
「まず何をやって」
「次に何をやって」
「そしてどんな結果が得られるか?」
ということを言語化、明確化するということです。
つまり、
業務を全うするには、どんな行動をすればいいのか?
を明確にして、それを言葉で伝える、ということです。
でも、それだけでは部下は成果を挙げることはできません。
部下に成果を挙げさせるためには、
成果を挙げるための行動を定着=「習慣化」させる必要があります。
行動を「習慣」に変える方法については、
これまでもこのブログで何度かお話ししてきました。
また、これからもこの課題については何度も触れていこうと思っています。
今回この時期に、
新人リーダーとなった人に知っておいていただきたいのは、
・業務の「見える化」はできている?
・業務の「棚卸し」はできている?
・業務の「細分化」はできている?
・業務の「定着=習慣化」はできている?
という、自分自身のためのチェックリストです。
今一度、確認してみてくださいね。
行動習慣コンサルタント®
行動定着コーチ® 冨山真由
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