「動いてもらう」ためのポイント

こんにちは。冨山です。
 

夏休みシーズン。
 
家族がみんな家に居ることで、
「家事も分担してやってほしいなあ」
「子どもにもっとお手伝いさせたいなあ」
なんて考えるおかあさんも
いらっしゃるでしょう。
 
「どうやったら相手が気持ち良く
 お手伝いしてくれるんだろう?」
 
そういった悩みは、
ビジネスの現場でもよく見られます。
(この場合はお手伝いではなく、仕事そのものですけどね)
 
「メンバーに仕事をお願いするときには
 どんな言葉が有効ですかね?」
 
研修先で、マネジャー職の方から
そんな質問をしばしばいただくことがあります。
 
行動科学マネジメントには
「この一言が効く!」
「こう言えば人が動く!」
といったキメ台詞のようなものはありません。
 
ただ、人に「動いてもらう」ための
ちょっとしたポイントがあります。
 
それは「『貢献作用』の活用」。
 
何だか難しく感じるかもしれませんが、
要は、相手に
「人に貢献している」と感じてもらうことです。
 
人に貢献していると感じることで
行動が後押しされる……。
 
これも人間の行動原理なんです。
 
だから「これをやれ!」なんていう
上からの命令口調はNG。
 
「助けてほしいの」
「(私にはできないから)あなたの力を貸して」
 
そのような思いを前提に
相手にお願いごとをするんです。
 
これはビジネス現場でも家庭でも同じ。
 
「少しは手伝いなさいよ!」
「私にばかりやらせないでよ!」
「なんで自分でやらないの!?」
 
なんて言葉、つかっていませんか?
 
「助けて欲しい、私にはあなたの力が必要」
 
もちろんその通り言葉にする必要はありませんが、
その思いを相手に伝えることが
実は科学的に「人に動いてもらう」ための
大きなポイントです。
 
そして、動いてもらった後は
称賛と感謝の気持ちを伝えて!
 
もうおわかりかと思いますが、
これがまた相手の行動を後押しする
「動機付け」となるのです!

 

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