チームメンバーが喜ぶ「他とは違う」アドバイス!

こんにちは。冨山です。
 
前回のブログで
「やらなくていいことを挙げる」
という「劣後順位」のお話をしました。
 
忙しくて
どうしていいかわからない状況のときは
「やらないことは、やらない!」
という選択も大切、ということですね。
 
この「劣後順位」というやり方、
セルフマネジメントだけではなく
職場でのマネジメント、後輩へのアドバイス、
あるいは家庭での子育てにも有効です。
 
「仕事がうまくいかなくていつも忙しい人。
 そんな人にはどんな指導法が有効なんですか?」
 
研修先、講演先でたびたび質問されることです。
 
もちろん「教える技術」にはさまざまなポイントがあり
一言で「こうすれば解決!」とはいきませんが、
相手に「やらなくていいこと」を教える、
あるいは「やらなくていいこと」を挙げさせるのは
とても有効なアドバイスとなります。
 
「これが大事だよね」
「これは必ずやらなきゃ」
 
ついつい「大事なもの」を
伝えようとしてしまうものですが、
そういったことは
相手はわかっていることが多いもの。
もちろん「やらなければならないこと」は
絶対に把握しておいてもらわないといけないのですが、
「やらなくていいこと」って
その考え方(劣後順位)にフォーカスしなければ
なかなか見つからないものです。
 
「あれもこれもやらなきゃ~」
 
そんなふうにパニックになっている相手に
「これはやらなくていいよ」
「これは後からでも大丈夫」
と指摘してあげる…。
自分自身のことを考えても
そういう指摘って、
案外マネジャーや先輩から
受けないものだと思いませんか?
 
「やらなくていいことを伝える」
 
相手にとって、こんがらがった頭を整理できる
とてもうれしいアドバイスになるんです。

 

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