こんにちは。冨山です。
 
「やらなくていいことを伝える」
 
これが後輩、新人さんにとって
とてもうれしいアドバイスになるということを
前回お話ししました。
 
「後輩、チームメンバーを
　どうやって導いていけばいいんだろう？」
「もっとみんなに仕事を楽しんでもらうには
　どうすればいいんだろう？」
 
先輩、マネジャーの立場にある人は
そんなことも考えなければなりませんよね。
 
今は人材不足の時代。
だから何でもやらなきゃならない。
自分のことで精一杯だけど、
他のメンバーのことも大事。
みんなで成果を挙げていきたい。
 
そんなリーダーを、
心から応援したいと思います。
 
「やらなくていいことを伝える」
 
それと同じように大切なのが……
 
「メリットを伝える」
ということ。
 
「行動の結果がメリットのあるものならば
　人はその行動を〝継続〟する」
 
これは何度もお話ししている
行動科学マネジメントの基本となる事実です。
 
たとえば
「机の上が散らかっているので
　整理整頓させたい後輩」
がいた場合……。
 
「そんなに散らかっていると
　必要なものを無くしちゃうよ！」
 
と叱責するよりも、
 
「もっとこうしてキレイにしていたら
　探しモノの時間が全然短くなるよ！」
「机の上がキレイだと
　周りからの印象ってすごく良くなるんだよね！」
 
というように、
「行動することのメリット」を教えてあげるんです。
 
こうすることで相手は
こちらのアドバイスを
「叱責」ではなく、「前向きなアドバイス」と
捉えてくれます。
 
「後輩にアドバイスするには
　どうしたらいいんだろう？」
 
新たな「期」を迎えるこれから、
そんなことで悩む人も多いことでしょう。
 
前回お話しした
「やらなくていいことを伝える」
そして
「行動のメリットを伝える」
 
ぜひ試してみて下さい！