「環境づくり」はマネジャーの大切な仕事!

こんにちは。冨山です。
 
行動科学マネジメントでは
しばしば「環境」という言葉を使います。
 
行動を発生させる(あるいは発生させない)ため、
物事を継続させるため、
そして信頼関係を構築するためにも、
大切なのは「環境を整えること」です。
 
そしてビジネスの現場においては
この環境を整えるということが
リーダー、マネジャーにとって
非常に大切な仕事となります。
 
私の知り合いの娘さんが
就職活動でとある中小企業を訪れました。
募集要項には
「和気藹々とした、風通しのいい職場です!」
というようなことが書いてあったそうです。
しかし実際に職場を見てみると、
社員全員が無愛想で、会話は皆無。
就活で面接に来た娘さんのことも
「誰ですか?」「何かご用ですか?」
といった感じだったそうです。
 
和気藹々な雰囲気はなく、
就活生が来ることも誰も知らず
決して「風通し」などよくない職場。
募集要項で謳っている言葉と実際に
大きすぎるギャップがあるわけですね。
これでは、組織に人は集いません。
 
たとえば朝礼などで
「風通しのいい職場を目指そう!」
などとスローガンめいたことを
唱和していたとしても、
それだけでは人は行動を発生させないんです。
 
さらには
「社員一人ひとりの意識の問題だ」
と片づけてしまう管理職もいらっしゃるかも
しれませんね。
これはとても残念なことです。
 
「行動が発生する環境になっているか」
 
たとえば望ましい行動の結果に対して
適切なフィードバック(称賛など)は
あるか?
たとえば指示は具体的な行動を表わしているか?
 
こうした文字どおりの
「日々の行い」(なんだか道徳めいた言葉ですが)が
リーダー、マネジャーによって実現されているか?
 
あなたの職場の「環境」は
あなたが思う通りになっているでしょうか?
 
ぜひ一度、環境について考えてみてくださいね!

 

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