ビジネスに「任せる」ことは必要です!

こんにちは、冨山です。

 

「頑張りすぎないこと」をテーマとしている最近のこのブログですが、「頑張りすぎている」ことの理由が、「何でも自分でやろうとしている」ということは多いものです。
 
私が研修などで接するリーダー、マネジャーの方々にもそのような方が。
 
「人に仕事を任せるよりも、自分でやってしまったほうが早く済みますから」
「相手も忙しそうにしていると、なんだか仕事を振りづらくて」
 
とくに女性のビジネスパーソンは仕事を完璧にこなさなきゃ、と思っている人が多いように思えます。
 
だから、人に任せるよりも自分でやったほうがいい。そのほうが納得のいく結果が出せるから、という理屈です。
 
うーん、これって良くないことですよね。
 
自分の新しいキャリアの構築ができない……。つまりいつまでたっても「自分でやらなきゃならない」状態が続く。いつも仕事に追われている状態なので、落ち着いて自分の今後を考えるひまができないのです。
 
同時に、部下の成長も阻害してしまう。それはそうですよね。部下が経験を積む機会を、リーダー、マネジャーが奪ってしまうようなものですから。
 
でも、良くないことだとわかっていても、なかなか人に任せられない!
 
実はかつての私がそうだったんです。
 
別に部下、後輩の能力を信じていなかったわけではありません。でも、自分でやったほうが早いだろうから、と。要するにわざわざ「任せる」のが面倒だったんでしょうね。
 
しかし前述のように、これでは誰も成長できません。そこで私は、まずは自分の仕事を細分化して考えるようにしました。
 
「自分がやっている仕事は、これと、これと、これと……」
 
そうやって客観的に自分の仕事を分析してみると、「自分じゃなくてもできること」って、結構見つかるんですね。
 
「私がやったほうが早い」
「私じゃなきゃできない」
 
それって、案外思い込みなだけということもあるものです。
 
ビジネスのみならず、プライベート(たとえば夫婦関係とか)でも、これは当てはまります。
 
どうですか?明日、あなたの仕事をあらためて「洗い出し」してみましょう。きっと、人に任せられることはいくつもあるはずですよ。

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