「教え方がうまい人」って?

こんにちは。冨山です。
 

「あの人って、
 教え方がホントうまいよね」
「教えてもらうんだったら、
 あの人がいいね!」
 
世の中にはそんな人がいるものですよね。
 
教師やインストラクター、コーチ、
そしてビジネスマネジャーといった
「ものを教える専門家」ではなくても、
たとえば仕事のやり方がよくわからない時に
わかりやすく的確に指導してくれる仲間とか。
 
当然そんな人には、
親切だとか熱心だとかの「教える姿勢」以前の
教え方がうまい理由、があります。
 
行動科学マネジメントでいえばそれは、
まず相手の「行動」に着目している、ということ。
つまり、心構えや気持ちではなく、
「どんなことをすればいいか?」を伝えるわけですね。
 
さらに、行動を「分解して」伝える、ことも大事。
まずあれをやって、これをやってという順番を
細かく伝えられるかということです。
「丁寧な教え方」っていうのは
こういうところにも表われるのではないかと
思いますね。
 
そして、「教え方がうまい」理由として
一番大きなものは、
「言語化に長けている」ということでしょう。
 
要するに
「具体的な言葉にして伝えられる」
ということ。
「言語化」は教えることのみならず、
ビジネスの現場でもとても大切なスキルです。
 
相手に自分の意図がなかなか伝わらない、
という人は、
まず自分の使っている言葉に着目すべきです。
 
「言葉に具体性を持たせる」ということだけでなく、
その言葉が「相手が知っている言葉なのか?」にも
気をつけてみて。
たとえば年配の人にPCやスマホの操作を教える際、
自分では「当たり前」と思っている専門用語、
カタカナ言葉を使ったりしていませんか?
 
子どもにものを教える際に
大人しかわからないような言葉や
例え話を使ったりしていませんか?
 
よく「相手の立場に立って接することが大事」
というようなことが言われますが、
それを具体的に言えば、
「相手がわかる言葉で言語化する」
ということもありますよね。
 
あなたの周りの「教え上手」さんを見てみましょう。
きっとその人は「言語化」に長けた人だと思いますよ。

 

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