職場での「信頼関係」って?②

こんにちは。冨山です。
 
前回お話しした、
メンバーとの信頼関係。

 
1on1ミーティングがうまくいかないことも
この信頼関係が築けていない、ということが
大きな原因になっている場合が多いものです。
 
当たり前のことですが、
自分が信頼していない相手に対して
自分の本音だとか、本当の悩みだとかを
打ち明けようとは思わないですよね。
 
また、ちょっとした相談などがあっても
「この人に話して大丈夫かな?」
「的確なアドバイスはくれないだろうな」
と思うような相手には
わざわざ話を聞きたいとは思わないものです。
 
「普段はこちらを気にもしていないのに
 1on1ミーティングの際にだけ前のめりになる」
 
そんなふうだと、
ミーティングがうまくいかないのも仕方がないことです。
 
「信頼関係」
 
字面で見ると何だか重く感じてしまいがち。
そして、それはマネジャー側の「人格」の
問題にも捉えられがちです。
 
でも、ビジネスにおけるマネジメントスキルでは、
信頼関係の構築はそんなに重いものではありません。
(とても重要であることは間違いありませんが)
 
あえて簡単な言葉を遣えば、
信頼関係とは
「この人にだったら、何でも話せる」
「この人なら、自分の話を受け入れてもらえる」
と相手に思ってもらうことです。
 
職場に居る人々の間で
誰もがそう思える、という環境が、
よく言われる「風通しのいい職場」ということですね。
 
では、そんな環境をつくる、
信頼関係を構築するにはどうすればいいか?
 
もうおわかりのように、
大切なのは「普段からの行い」です。
何を行うか?
そう、「頻繁な声かけ」ですね。
 
声かけで接触頻度を増やし、
信頼関係を構築できて始めて、
あらたまって1対1で話す、という特別な機会、
すなわち1on1ミーティングも有効なものになるんです。
 
信頼関係は
「一気に」「あっという間に」築くものではありません。
地道に思える「毎日の声かけ」を
ぜひマネジャーとしての習慣にしてください!
 

日経ビジネス電子版
冨山真由の1on1ミーティングに関する記事はこちら。

 

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